歯周病と、口腔粘膜病変の有無を重視しています。
明らかにムシ歯が多い方よりも、「自覚症状なく、却って心配なので診て欲しい」と考えておられる方が多いと思います。
|
|
● 6歳臼歯健診 |
口腔内の汚れと、歯並びのチェックを重視しています。「ムシ歯が何本あるか」より大事な事です。まだまだ、小児の口腔内は軽視されていると思います。あんなに硬い歯が、こんなに短い期間で溶けてしまうムシ歯は、この時期で少しでも許されるものではありません。大半が家庭での生活習慣をそのまま表わしてると言えます。これを見直す機会にして頂ければ幸いです。歯並びは「問題があり、気になる」方は、この時期から床矯正の開始を検討すべきです。大半のお子様が問題なく装置を使えます。『顎が小さいからちゃんと萠えない→早期の拡大が必要』を、『様子をみる』で終わらせると、小学校高学年頃に厄介になります。気になるなら、始めるべきです。
|
妊娠期間中には黄体ホルモンが口腔内に出ます。また、強い歯周病菌である P.g 菌はこの黄体ホルモンを好むそうで、妊婦さんはどうしても歯周病が出やすくなってしまいます。ましてや、 「つわり」が重かった方は尚更です。当院ではこの健診で「位相差顕微鏡」を用いて口腔内の状態を判りやすく説明しています。妊娠期間中が最も歯を失う基を作りやすいので、ほぼ全員の方に対して「プロのクリーニングが絶対に必要である」と考えています。 |
|
●後期高齢者健診 |
『健康長寿』の基は歯にあると従来から言われていましたが、
大掛かりな取り組みの一環です。また、歯や歯茎だけではなく、
『噛む力』『飲み込む力』を審査しようともしています。つまり、
動的なチェックも行うものです。
|