当院では歯並びの矯正を希望される方には『床矯正』 と『日本矯正歯科学会認定医矯正』 の2つのラインで対応しています。

1)違いは?

  床矯正 日本矯正歯科学会認定医矯正
対象年齢 5歳~10歳 (主として)11歳以上
成人への対応 可能

主として、

小学校高学年~成人対象

概ねの費用

比較的安価   (30万円程度以下)

高額(50万以上)を要する場合が多い

装置

取り外しできる装置が主体

主として固定式装置
主目的 顎の拡大と早期の叢生解消緩和 完成された歯列を目指す

もう一つ、歯科矯正用アンカースクリューを用いた歯科矯正治療も行なっています。これは、骨にピンを打ち込んで行なう部分矯正です。日本矯正歯科学会認定医矯正と併用で行なうことも可能です(後述)。

2)簡単な説明

①床矯正

*床矯正は取り外しができるので、歯ブラシがしやすいです。
 但し、1日10時間以上の装着が必要です。
*完璧な歯並びを目指すものではありません。
 当座の叢生を緩和し、将来の日本矯正歯科学会認定医矯正につなげるという役目もあります。
*当院では院長と歯科衛生士が中心で行ないます。
 時折、日本矯正歯科学会認定医に相談する場合もあります。

②日本矯正歯科学会認定医矯正

*日本矯正歯科学会認定医が行なう矯正です。主にワイヤーを使い、細かく歯を動かします。
*固定式なので歯ブラシがしにくく、口腔内清掃は専門家の管理下になります。
*床矯正か日本矯正歯科学会認定医かで迷う場合もありますが、充分な相談で対応しています。

③歯科矯正用アンカースクリューを用いた歯科矯正治療

*簡単な外科で、骨にアンカースクリューを打ち込みます。
 骨の量が充分な部分である事が必要です。
 症例によってはCT撮影を要しますが、基本的には平易な方法です。